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ガラスコーティングとセラミックコーティングは何が違う?

公開日:2022/09/15   最終更新日:2023/03/22


大切な愛車のボディは、どのようにお手入れしていますか?ボディをいつも美しく保つために、ディーラーやカー用品店などでコーティングする方も多いでしょう。今回は、ガラスコーティングとセラミックコーティングの違いについて詳しく解説します。コーティングする前に、双方の違いをしっかり把握しておきましょう。

ガラスコーティングの特徴

ガラスコーティングとは、車のボディにガラス被膜を薄く張るコーティング方法です。コーティングすると、傷や小さな飛び石、そして汚れからボディを守ります。また、紫外線の影響による色あせや劣化、雨の日などは水も弾く優れものです。

施工後の効果は、使用環境にもよりますが一般的に3~5年程度です。ただし、施工したからといって放置すると劣化が早まるので定期的なメンテナンスが必要になります。ボディのお手入れには、ワックスがけもありますが、ガラスコーティングしている車にワックスがけは不要です。

効果は3~5年

ガラスコーティングの効果は、3~5年ほど持続します。一般的なコーティングの場合は長くて6か月程度ですから、かなり効果が長い施工方法といえるでしょう。また、ガラスコーティングの効果は、状況によりさらに長くなることもあります。保管状況などがよいときは、5年以上も可能です。

洗車が楽

ガラスコーティングを施すと、洗車が楽になります。コーティングは前述したとおり、汚れからボディを守る効果があるので、洗車したときに付着している汚れが簡単に落とせるのです。

ガラスコーティングの費用と施工日数

ガラスコーティングの費用は、車の種類や大きさ、そして施工内容で異なります。一般的には5~15万円と料金の幅が広く、安いところを頑張って探せば3万円程度で施工できる場合もあります。施工日数は、業者、混雑状況、車の種類や大きさにより変わり、一般的には数時間から1日、状況によっては最大で5日程度です。施工は、カーコーティング専門店をはじめ、修理工場、自動車ガラス専門店、ディーラーなどで行えます。

セラミックコーティングの特徴

セラミックコーティングは、窒素、炭素、酸素、金属を成分とする塗装面の保護製品です。コーティングの中では、比較的固い被膜を作るため、傷に強く、汚れが落ちやすいという特徴を持ちます。また、施工後の効果は5~7年が目安です。セラミックコーティングは被膜に厚みがあるので、ボディの光沢を長年持続させたい方にはよいでしょう。

高い耐薬品性

セラミックコーティングは、耐薬品性に優れています。一般的なコーティングに比べると、薬品による劣化が防げるのが大きな特徴のひとつです。たとえば、雪の時期になると、凍結防止などの目的で道路に融雪剤が撒かれ、コーティングは傷みます。しかし、セラミックコーティングはこういった融雪剤に対して高い耐薬品性能を発揮します。

セラミックコーティングの費用と施工日数

セラミックコーティングの費用は、ガラスコーティングに比べてかなり高くなる傾向にあります。なぜなら、持続年数を含めた性能や被膜の厚みが違うからです。施工時の費用は、一般的に15~30万円程度となっており、重ね塗りの回数で費用が異なります。

セラミックコーティングは2~4層の重ね塗りを勧めるところが多いようですが、4層まで行うと費用は30万円程度になると考えておきましょう。施工日数は、ガラスコーティングのように数時間から1日で終わるのは困難です。一般的には2~4日程度、もちろんこの日数は業者、混雑状況、車の種類や大きさ、そして何層にするのかによって異なります。

ガラスコーティングとセラミックコーティングの違い

最後にガラスコーティングとセラミックコーティングの違いを解説します。耐薬品性や硬さ、そして持続年数は、それぞれ違うため、性能を確認したうえで施工を考えましょう。

耐薬品性と硬さ

融雪剤などの薬品に対する耐性は、被膜が厚いセラミックコーティングが優れています。コーティング後は、そう簡単に被膜が取れません。参考までにガラスコーティングの被膜の厚みは0.3μ、セラミックコーティングは1~12μ程度です。施工後の効果を長持ちさせたいと考えている方は、セラミックコーティングが最適でしょう。また、被膜が硬いのもセラミックコーティングです。当たり前のことですが、被膜が硬ければ傷が入る確率も下がります。

持続年数と光沢

各コーティングの持続年数は、ガラスタイプが3~5年程度、セラミックタイプが5~7年程度が目安です。もちろん、環境により持続年数は変動しますが、基本的にはセラミックコーティングの方が長持ちします。また、持続年数の違いは光沢の維持にも大きく影響し、光沢の維持もセラミックコーティングがガラスコーティングを上回ります。

汚れの落ち方と価格

汚れの落ち方に関しては、どちらも同レベルの品質です。施工しておけば、通常の洗車でも簡単に汚れを落とせます。ただし、同レベルの品質とはいえ、施工価格には大きさ差があるので気をつけましょう。一般的にガラスコーティングが3~15万円、セラミックコーティングが15~30万円程度が目安です。

まとめ

ガラスコーティングとセラミックコーティングは、それぞれ特徴が異なります。性能部分を重視するならセラミックコーティングが一枚上です。しかし、汚れの落ち方と価格面ではガラスコーティングがお得に感じるため、判断は難しいかもしれません。双方の特徴をしっかり把握し、最適なコーティング方法で愛車をしっかり守りましょう。

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