車の傷はガラスコーティングで消えるの?車の傷の放置はNG!
大切な車の傷は、たとえ小さくて目立たない程度のものでも気になるものです。「できる限り傷を消したい」と思っている人もいるのではないでしょうか。小さな傷を消したい人におすすめなのが、ガラスコーティングです。今回は車の傷がガラスコーティングで消えるのかどうかについて、車の傷を放置しておくのはNGな理由と一緒に解説します。
ガラスコーティングで車の傷は目立たなくなる
自分の知らないところで、大切な車に傷が付いてしまっているのは決して珍しいことではありません。たとえば車の走行中に飛んできた砂ぼこりや鉄粉、細かい石などの他、道端に生えている草木の枝や葉っぱと接触することで、自然と車体にひっかき傷が残ります。またガードレールや塀との接触で、車体にすり傷ができることも十分に考えられるでしょう。ガラスコーティングを施すことで、小さなひっかき傷やすり傷は目立たなくなります。
なぜ消えるのか
本来ガラスコーティングは薄い被膜を車体全体に覆わせて、車体の塗装劣化や傷・汚れの付着防止を目的としたものです。コーティング剤は車体に付いた小さなひっかき傷やすり傷にも浸透し、傷の部分はへこみがなくなって平面になります。傷自体は残ったままですが、光の反射によって傷が目立たなくなるといった原理です。ただしすぐに傷だと分かる程度のものや、塗装面よりも深い位置まで達している傷の場合はガラスコーティングをしても目立ってしまうでしょう。
車の傷の放置は避けるべき
たとえ小さな傷であっても、何も処置をしないで放置しておくのは絶対に避けましょう。傷が付くと撥水性能や親水性能が低下し、水分が塗装面まで浸透していきます。すると錆が発生し、車本体の腐食、そして強度の低下がどんどん進んでいってしまうでしょう。
また見た目の美しさも保たれず、結果として車の資産価値の低下にもつながります。小さな傷であっても適切な対処をすることで大切な車の強度を守り、資産価値を落とさずに済むようになるはずです。
車の傷消し以外にもガラスコーティングがおすすめの理由
前述したように車に付いた小さな傷消しにガラスコーティングが有効ですが、傷消し以外にもおすすめの理由があります。主な理由を全部で4つ見ていきましょう。
新しい傷が付きにくくなる
1つ目の理由は新しい傷が付きにくくなることです。ガラス繊維のコーティング剤を車全体に施すことで、ひっかき傷やすり傷、へこみ傷などから車を守ってくれます。
塗装の劣化を防げる
もともと車体に施されている塗装は紫外線や酸性雨、直射日光による熱などによって劣化していきます。ガラスコーティングをすることで塗装の劣化も防げるようになるでしょう。
汚れが付きにくくなる
3つ目の理由は汚れが付きにくくなることです。車に付いた汚れは傷と同じように、放置しておくと車自体の劣化につながります。そのため小まめな洗車が欠かせません。しかし人によっては「面倒くさい」「忙しくて車を洗う時間を確保できない」などと思っている人もいることでしょう。ガラスコーティングされた車は汚れが付きにくくなります。そのため大きな汚れでなければ、日々の洗車は水洗いだけでもOKです。わざわざ洗車場へ行ったり、洗車専用のシャンプーを使って念入りに洗ったりする必要もありません。
車の美しさをキープできる
最後は車の美しさをキープできることです。ガラスコーティングをすると車に施された塗装が際立ち、鮮やかさや艶を与えてくれます。車の美しさは塗装の鮮やかさや艶で決まるといっても過言ではありません。ガラスコーティングで車の美しさが保たれ、自慢の愛車となり続けるはずです。
ガラスコーティングは専門店や業者に依頼するのがベスト
ガラスコーティングは必要な材料を買ってきて、自分で施すこともできます。しかしおすすめはしません。コーティングには下地処理や塗装にスキルを要するためです。スキルを持った専門店や業者でなければコーティングにムラが生じたり、上手く塗装ができずに失敗したりすることも考えられるでしょう。もちろん費用は自分で施すよりも高く付きますが、大切な車を守ることを考えると決して高い買い物ではないはずです。ガラスコーティングの種類はいくつかあるため、予算や仕上がりの希望などを伝えた上で、最適なものを提案してもらうと良いでしょう。
ガラスコーティングが持つ本来の目的は、車の塗装保護や傷の防止などです。しかし小さなひっかき傷やすり傷であれば、コーティング剤が傷を平面にすることで目立たなくなる作用も期待できます。たとえ小さな傷であっても放置しておくと車本体の腐食、そして強度の低下につながり、結果として車の資産価値を落とす原因にもなります。ガラスコーティングにはスキルが求められるため、必ず専門店や業者で施してもらうようにしましょう。業者を決める際は、できるだけ比較することをおすすめします。