車のコーティングの種類は?それぞれの特徴を比較
車のコーティングには様々なメリットがあり、近年ますます注目を集めています。しかし、いざコーティングを検討しようとすると、種類が多くてどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?本記事では、車のコーティングの種類とそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
車のコーティング種類と特徴
それでは、車のコーティングの種類と特徴について見ていきましょう。
油脂系コーティング(ワックス)
手軽に施工できるワックスは、DIY派にもおすすめ。美しい光沢を与え、車に輝きを取り戻してくれます。しかし、持続期間は約2週間と短く、熱や汚れにも弱いため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、ワックスは比較的安価で手に入りやすいのも魅力です。
ポリマーコーティング
油脂系コーティングよりも持続期間が長く、光沢と防汚性に優れているのがポリマーコーティングです。約3ヶ月と、ワックスよりも長持ちするため、洗車の手間を減らしたい方におすすめです。
ただし、熱や酸性雨に弱いというデメリットがあります。ポリマーコーティングは、手頃な価格で手に入れやすいのが魅力です。
ガラス系コーティング
ポリマーコーティングよりもさらに持続期間が長く、光沢、防汚性、耐熱性に優れたコーティングがガラス系コーティングです。6ヶ月~3年と長持ちするため、長期的な保護を求める方におすすめです。
しかし、費用が高額なのがデメリットです。ガラス系コーティングは、高い耐久性と効果が期待できるため、コストを気にせずに高い品質を求める方に適しています。
セラミックコーティング
ガラス系コーティングよりもさらに高性能なコーティングがセラミックコーティングです。圧倒的な光沢、防汚性、耐熱性、耐傷性を誇り、愛車を最高レベルで保護できます。
ただし、費用は非常に高額となります。セラミックコーティングは、最高水準の保護を求める方に最適であり、その高価格はその性能に見合ったものです。
フッ素コーティング
親水性を持つフッ素コーティングは、汚れが落ちやすく、洗車頻度を減らせるのが特徴です。耐久性は比較的低いですが、手軽に施工できるため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
フッ素コーティングは、手軽に施工できるため、初めてコーティングを試す方やコストを抑えたい方に適しています。
水弾きで選ぶ
車のコーティングは、水弾きによっても分類されます。
撥水タイプ
撥水タイプの特徴は、水がコロコロ弾いて気持ちが良いことです。洗車時に水を弾くため、水拭きが楽になります。また、水を弾く性質により汚れも一緒に弾いてくれるため、洗車が楽になります。
しかし、水滴がレンズ効果を持ち、イオンデポジットやウォータースポットが付着しやすいというデメリットがあります。
親水タイプ
親水タイプは、水滴が塗装面に馴染み水玉になりにくい性質を持ちます。塗装面に水滴が馴染むため、レンズ効果によるシミが付着しにくくなります。
また、雨が降ると汚れが流れ落ちやすいため、洗車の頻度を抑えることができます。ただし、水が弾かないためコーティングがかかっている実感が湧きにくく、洗車時の汚れ落ちは撥水や疎水に比べ悪いというデメリットがあります。
疎水タイプ
疎水(滑水)タイプは、水滴を弾く性質を持ちながらも、塗装面に馴染む性質を持つことが特徴です。これにより、イオンデポジットやウォータースポットが付着しにくくなります。
また、汚れを弾くため洗車時の汚れ落ちが良く、水分の拭き上げも楽になります。ただし、親水コーティングに比べるとシミが付着しやすいというデメリットがあります。
洗車頻度や駐車環境で選ぶ
青空駐車で洗車頻度が少ない方は、汚れ落ちが良くシミになりにくい親水タイプのコーティングがおすすめです。青空に晒されることで紫外線や酸性雨、ほこりなどによる汚れが付着しやすいため、耐久性が高く、水弾きが良い親水タイプのコーティングが適しています。
一方、洗車頻度が多い方は、洗車時の手間を軽減できる撥水タイプまたは疎水タイプのコーティングがおすすめです。特に撥水タイプは水を弾く性質があり、洗車時の水拭きが楽になります。疎水タイプは水滴が広がる性質を持ち、汚れが落ちやすい特徴があります。
カーポート駐車の方は、屋根の下に車が保護されているため、直接的な紫外線や酸性雨、ほこりなどの影響を受けにくいです。
そのため、どの水弾きのコーティングでも問題ありません。洗車頻度や駐車環境に合わせて、最適なコーティングを選択し、車を美しく保ちましょう。
まとめ
車のコーティングは、水弾きによって様々な種類があります。撥水タイプは水を弾いて洗車が楽になりますが、シミが付きやすいというデメリットがあります。親水タイプは水滴が広がり汚れが落ちやすいですが、光沢が劣ることがあります。疎水タイプは撥水と親水の中間的な性質で、汚れ落ちと光沢のバランスが良いです。洗車頻度や駐車環境、車種などを考慮して、最適なコーティングを選びましょう。
専門業者に依頼すれば、車の状態に合わせて最適なコーティングを提案してくれます。愛車を長く美しく保つために、ぜひ自分にぴったりのコーティングを見つけてください。