ガラスコーティングのあとに洗車してもいいの?洗車の仕方は?
ガラスコーティングを施したあと、洗車をしてもいいのか迷う人もいるでしょう。ガラスコーティングのあとでも定期的な洗車は必要ですが、守るべき注意点も多いです。そこでこの記事では、ガラスコーティングを施したあとの車の洗車方法や注意点、おすすめの洗車機を紹介します。
ガラスコーティング直後は洗車してもいい?
ガラスコーティングのあとも、カーシャンプーを使用した洗車は定期的に行うとよいでしょう。施工直後は1~4週間程度洗車を控える必要がありますが、ガラスコーティングの効果を最大限発揮するためにも、その後の洗車は重要です。
洗車は必要
ガラスコーティングには、「汚れをはじく」「汚れを落としやすくする」といったメリットがあります。そのため、洗車は必要ないと考えてしまう人もいるでしょう。しかし、ガラスコーティングを施工した車にも洗車は必要です。
「ガラスコーティングが汚れをはじく」といっても、汚れがまったく付着しないわけではありません。少しずつ蓄積した汚れは、ガラスコーティングの効果を低下させてしまいます。リスクを避けるためにも、定期的な洗車がおすすめです。
洗車を怠ることで起こり得るリスク
ガラスコーティングの施工により、車にはツヤや光沢が生まれ、塗装面へのダメージ防止効果も期待できます。しかし、塗装面の劣化が進むとツヤや光沢を失うだけでなく、ダメージを防止する効果が薄まる可能性も。その結果、紫外線や汚れの付着によりボディがくすんだような状態になってしまうケースもあります。だからこそ、洗車により汚れの蓄積を防ぐ必要があるでしょう。
洗車時の注意点は?
定期的に行うことをおすすめする洗車ですが、ガラスコーティング直後はとくに注意が必要です。
最低でも1週間は洗車を避ける
ガラスコーティングの特徴として、被膜の硬化までに時間がかかる点が挙げられます。被膜が完全に硬化するまでは、むやみに触れるのは避けたほうが無難です。硬化に要する期間は最低でも1週間といわれています。長いものでは3〜4週間かかるケースもあるので、硬化にかかる時間はガラスコーティングの施工業者に事前確認するとよいでしょう。
雨でぬれてしまった場合
屋根のない場所などで保管している場合、ガラスコーティングの施工直後に雨にぬれてしまう可能性もあります。ぬれてしまった際は、可能な限り早めにキレイな水で洗い流しましょう。洗い流したあとは、優しく水分を拭き取ることも重要です。ガラスコーティングが完全に硬化するまでの間には、初期撥水という、シンナーが徐々に気化する現象が起こります。
初期撥水の期間中は通常より撥水効果が高まるため、水分は拭き取らなくていいと感じるかもしれません。しかし、この時期に付着した水分は、斑点のような白い染みを残す原因になるウォータースポットを発生させやすくなります。車のボディを美しく保つために、早めの対処がおすすめです。
洗車機は利用しないほうがいい?
ガラスコーティングを施した車両に、洗車機の利用はおすすめできません。基本的には手洗いを推奨します。こちらで理由を解説するため、参考にしてください。
洗車機の利用で起こり得るボディへのダメージ
洗車機はブラシを使って車を洗うケースが多いです。ブラシには、他の車両を洗車した際に巻き上げた小さなホコリや小石が付着している可能性があります。小石や砂が付着したブラシで洗車をすると、ガラスコーティングをした車に洗車傷など大きなダメージが入るでしょう。そのため、洗車機の利用はあまりおすすめできません。
洗車機ならノーブラシ洗車がおすすめ
しかし、手洗いでの洗車が難しいという人もいるでしょう。そこでおすすめなのがノーブラシ洗車です。近年、ノーブラシ洗車と呼ばれる、ブラシを使わない洗車機が出回っています。ノーブラシ洗車機のメリットは、高圧の水によって生じる水圧を利用して洗車を行うため、車に傷がつきにくい点です。
また、ゲートの往復が最小限で済み、ブラシ洗車機よりも短時間で洗車が完了するケースもあります。デメリットは、車体下回りの洗浄ができない点でしょう。また、汚れが完全に落ちない可能性がある点にも注意が必要です。ブラシを使用しないため、細かい場所まで洗浄が行き届かないことが多く、最終的な仕上げに手洗いが必要となるケースもあります。
この記事では、ガラスコーティングの施工後に行う洗車の方法や、その注意点を紹介しました。ガラスコーティングが完全に硬化するまでには1〜4週間の期間を要します。それまでは洗車を避け、雨にぬれてしまった場合のみキレイな水で洗い流しましょう。洗い流したあとは、すぐに水分を拭き取ることも重要です。その後の洗車はできるかぎり手洗いを心がけ、どうしても洗車機を利用する際は、ノーブラシ洗車の利用をおすすめします。