車のガラスコーティングの種類と水弾きを解説!
車のお手入れとしてガラスコーティングを検討する際、どの商品を選択すべきか悩んでしまう人は少なくないでしょう。コーティングは高額であればその分効果も持続しやすいですが、予算や駐車環境などの条件を考慮しながら選択することが重要です。今回は車のガラスコーティングについて、種類ごとの特徴やメリットなどを詳しく解説します。
ガラスコーティングの種類とは?
車のガラスコーティングは主に6種類に分かれています。それぞれのコーティングによって、得意とする部分やコストなどが大きく異なるため、目的や予算に合わせてコーティングの種類を選びましょう。以下では、車のガラスコーティングの種類について解説します。
ワックス
ワックスは油脂系コーティングとも呼ばれ、安く手軽にできるコーティングとして人気です。
簡単な施工で撥水効果が得られるうえ、費用も2,000円程度と非常に安価です。ただし、撥水効果が持続するのは2週間程度であり、雨によってコーティングが落ちてしまうというデメリットもあります。まずは手軽にコーティングを取り入れたい場合に向いているでしょう。
ポリマー
ポリマーは樹脂系コーティングとも呼ばれ、ワックスよりも持ちがよく、一度施工すれば半年以上は効果が続きます。価格は6千円ほどとワックスと比較すると高くなりますが、施工性が高くガソリンスタンドなどでもお願いできる手軽さが魅力です。
ポリマー×ガラス繊維
ポリマー×ガラス繊維のコーティングはガラス系コーティングとも呼ばれ、効果は2年ほど続きます。紫外線による劣化は防げないものの、持続性・防汚性に優れており、価格帯は2〜5万円ほどです。カーディーラーでガラスコーティングをお願いすると、多くはポリマー×ガラス繊維のコーティングで対応されます。
硬化型ガラス繊維
硬化型ガラス繊維のコーティングはガラスコーティングとも呼ばれ、ガラス被膜を作ってコーティングする方法です。先述のポリマー×ガラス繊維のコーティングよりも、さらに持続性・防汚性に優れ、効果の持続期間は3年ほど、価格は5〜10万円ほどが相場です。
ただし、硬化型ガラス繊維のコーティングは施工が難しいため、コーティング専門店でなければ取り扱いできないケースがほとんどとなります。
セラミックコーティング
セラミックコーティングは5年もの持続性を誇るコーティングであり、価格は10〜20万円と高額です。厚い皮膜コーティングで光沢性に優れ、キズがつきにくいのも魅力となります。
自己修復コーティング
自己修復コーティングは、コーティング部分についた小さなキズを自己修復できるという優れた性能を持ち、効果は7年もの間持続します。ただし、金額は30万円ほどと非常に高額です。
コーティングによる水弾きの種類
コーティングの魅力のひとつに、水弾き効果が挙げられますが、水弾きにはいくつかの種類があります。以下では、それぞれの特徴や強みについて解説します。
撥水加工
水を丸い玉状で弾く加工です。撥水加工の上着などを思い浮かべると分かりやすいでしょう。水気を取り除きやすいこと、水で汚れを落としやすいことがメリットとして挙げられますが、しっかり拭き取っておかなければシミになってしまう点がデメリットです。
親水加工
水分がコーティング面に馴染むタイプの加工です。シミができにくく、雨によって汚れが流れ落ちやすいことから、洗車などのお手入れが簡単に済ませられるのが魅力となります。
疎水加工
疎水は撥水と親水のそれぞれの特徴を合わせ持つ加工であり、撥水のように水が玉状になる一方で、水弾きが緩やかで馴染みやすいです。シミになりにくいため、屋外に停めている車に最適です。
自分に適したコーディングの選び方
コーティングにはさまざまな種類があるため、自分に合った商品を選択することが重要となります。以下では、駐車環境と洗車頻度の2つに分けて、適したコーティングの選び方を解説します。
駐車環境
屋外駐車場に車を停めているのであれば、雨によるシミができにくい親水加工・疎水加工がおすすめです。撥水加工は雨を玉状にして弾いてしまうため、水滴をそのままにしておくとコーティング面にシミができやすいです。
洗車頻度
普段からこまめに洗車している人は問題ありませんが、毎月1回程度のペースで洗車している場合には、親水加工・疎水加工が向いています。また、車のボディが淡い色味の場合には、親水加工よりも疎水加工がおすすめとなります。
まとめ
今回は、車のガラスコーティングの種類や水弾きについて詳しく解説しました。車のガラスコーティングにはワックスやポリマーなど6種類もの区別があり、それぞれで特徴や強み、価格帯などが大きく異なります。また、コーティングによる水弾きにも撥水・親水・疎水の3種類があり、水の弾き方やシミのできにくさなどに違いがあります。コーティングを選ぶ際は持続性と予算とのバランスを見ながら、普段どこに車を停めているか、どのくらいの頻度で洗車しているかなども考慮して、自分の車にあった最適なコーティングを選択してください。車のガラスコーティングを検討している人、どのコーティングにすべきか悩んでいる人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。