洗車で傷を防ぐには?愛車を守るための正しい洗車方法
日常的に行う洗車は、車をきれいに保つだけでなく、傷やサビの予防にもつながります。ただし、誤った方法で洗うと塗装を傷める原因になってしまうこともあります。大切な車を守るには、正しい手順と道具の選び方が重要です。ここでは、愛車を傷から守るための正しい洗車方法を3つのポイントに分けて紹介します。
洗車の基本を見直す
洗車時のちょっとした油断が傷につながることもあるため、まずは正しい洗い方を知ることが大切です。
高圧の水で汚れを先に落とす
車の表面には目に見えない砂やホコリが付着しています。これらを落とさずにスポンジでこすってしまうと、小さな傷が簡単に入ってしまいます。洗車を始める前には必ずホースや高圧洗浄機で車全体をしっかりすすぎ、表面の汚れを落としておきましょう。
とくにタイヤやホイール周りは汚れが溜まりやすいため、ていねいに洗うことが重要です。泥や細かい砂がボディに付着したままでは、どれだけ慎重に洗ってもキズをつけてしまいます。手洗い派であっても、まずは十分な予洗いを心がけましょう。
カーシャンプーは必ず泡立てて使う
洗車には必ず専用のカーシャンプーを使い、バケツに入れてしっかりと泡立ててから使います。泡には摩擦をやわらげる効果があり、車の表面を守ってくれます。
シャンプーが不十分だとスポンジと塗装面が直接擦れてしまい、細かい傷の原因になります。ボディ全体に泡をのせてから、上から下へとスポンジを動かしていくのがポイントです。泡が減ってきたらすぐに継ぎ足し、摩擦を最小限にとどめることを意識しましょう。
スポンジやクロスは汚れのないものを使用
同じスポンジやクロスを使い続けると、内部に砂やゴミがたまりやすくなります。そのまま使うと、汚れをこすりつけることになってしまいます。スポンジはなるべく新しいものを用意し、使うたびに洗って清潔に保ちましょう。
マイクロファイバークロスも水分を拭き取る際には効果的ですが、こちらも使い込んで繊維がへたってきたら交換を検討してください。特売品ではなく、レビュー評価の高い製品を選ぶことで洗車効率も大きく変わります。
傷を防ぐ道具選びと手入れの工夫
正しい手順とともに、使う道具にも気をつけることで傷を防げます。
道具の素材と用途を使い分ける
洗車に使う道具には、用途によって向き不向きがあります。たとえば、タイヤやホイールに使ったスポンジをそのままボディに使うと、硬い汚れを塗装面に移してしまい、傷の原因になります。
ボディ専用、足回り専用、ガラス用といったように道具は使い分けましょう。クロスやスポンジも柔らかい素材のものを選ぶことで、摩擦によるキズを防げます。使い分けの工夫は安全だけでなく、効率的な洗車にもつながります。
こまめなすすぎと洗い直しで摩擦を軽減
スポンジで洗う際は、こまめにバケツの水ですすいで汚れを落とすようにします。汚れがついたままのスポンジを使い続けると、砂粒などが塗装を削る原因になってしまうので注意しましょう。
洗車中にスポンジを何度も洗いながら使うことで、車に優しい洗い方ができます。また、1回で全体を済ませようとせず、部分ごとに区切って洗ってすすぐのも効果的です。とくに夏場など乾燥が早い時期には、ボディ表面が乾いてしまう前にすすぐことも忘れないようにしましょう。
拭き取りにも注意が必要
洗車後の拭き取り作業でも傷が入ることがあります。水滴が残っているとウォータースポットの原因になりますが、乾いたタオルで無理にこすると塗装面に傷をつけるリスクがあります。
マイクロファイバークロスを複数枚用意し、できるだけ水分を吸い取りながらそっと拭くようにしましょう。拭く順番は上から下へ。力を入れすぎず、やさしく水分を取ることを心がけてください。仕上げにもう1枚の乾いたクロスで水気を完全に取り除くと、より効果的です。
仕上げと日常メンテナンスの重要性
正しい洗車方法を続けるとともに、定期的なケアで傷を防ぐことができます。
ワックスやコーティングで表面保護
洗車後にはワックスやコーティング剤を使用すると、塗装面に保護膜をつくることができます。この膜があることで、軽い汚れや雨水が直接塗装に触れるのを防ぎます。撥水効果のあるコーティング剤を使うことで、雨ジミや泥の付着も軽減できます。
手間を惜しまず、洗車のたびにケアすることが、長くきれいな状態を保つ秘訣です。最近ではスプレータイプの簡易コートも多く、初心者でも扱いやすくなっています。
傷や汚れは早めに対処する
洗車中に小さな傷や汚れを見つけたら、放置せず早めに対応しましょう。小傷であればコンパウンドを使って目立たなくすることが可能です。放置すると劣化が進んでしまい、あとからでは修復が難しくなることもあります。
日常的に車の状態を観察する習慣をつけることも、車を傷から守る上ではとても大切です。洗車は単なる作業ではなく、愛車の健康チェックにもつながる大切な時間です。
洗車の頻度は気候や環境に合わせて調整する
頻繁に洗車をすれば傷がつかないというわけではありません。黄砂や花粉の多い時期、海辺の潮風が当たる地域などでは、汚れがつきやすいため、週に1回の洗車が望ましいこともあります。
逆に、乾燥した季節やガレージ保管している車であれば、2〜3週間に1度でも十分です。環境や汚れの状況に応じて、無理のないペースで続けることが大切です。継続できるペースで、愛車の状態をこまめにチェックすることが重要です。
まとめ
車の洗車は、見た目をきれいに保つだけでなく、塗装やボディを長く美しく維持するために欠かせないケアです。最初にしっかりと汚れを流し、泡立てたカーシャンプーでやさしく洗うことで、摩擦を減らして小傷を防げます。使用する道具は用途ごとに使い分け、スポンジやクロスは清潔に保つことが大切です。また、仕上げにはワックスやコーティングを取り入れることで、さらなる保護効果が得られます。傷の原因になりうる小さな汚れや見落としも、日頃のチェックと早めの対処で防ぐことが可能です。正しい洗車方法とこまめなメンテナンスを続けることで、愛車はいつまでも輝きを保ちます。
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引用元:https://liberoluce.com/
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