ガラスコーティングは重ね塗り可能?車の美観を保つテクニックとは
神戸でカーコーティングを検討していませんか?ガラスコーティングは車をきれいに保つための方法の1つで、1度塗布すると3~5年持続します。車はできるだけきれいに保ちたいものですよね。そこで本記事では、重ね塗りしても良いのか、効果や注意点の紹介をしていきます。ぜひ参考にしてください。
車にガラスコーティングは重ね塗りできる?
車にガラスコーティングの重ね塗りは可能で、全く問題はありません。
重ね塗りすることで被膜が多重層になり、効果が上がるといわれています。一方で、重ね塗りしない方が良いという意見もあります。理由は、始めに塗っていたコーティングの意味がなくなってしまうということです。実際には、1回目に塗っていたものは下地としての役割を果たすため、意味がなくなるわけではありません。
しかし、車の表面が汚れている状態のまま、重ね塗りをしてしまうと、どのような状態であっても効果はなくなります。しっかりと洗車して汚れを落としてからだと問題ありません。
ガラスコーティングを重ね塗りする効果
重ね塗りすると、車の表面の輝きが増し、光沢が向上します。
施工後に被膜がボディの塗装面に形成され、被膜の多重層化が起こる仕組みです。多重層化による被膜の厚みが増し、塗装面の微細なでこぼこが埋められ、より平面になります。平面になることで車の表面の乱反射が減り、透明感が上がり、艶・色の深み・発色・美しさが向上するのです。
また、重ね塗りすることで、コーティングの硬度が向上し安定します。コーティング車は、厚さ0.25μ程度の被膜で保護されていますが、重ね塗りによって被膜がより厚く、硬くなるので塗布面のボディの保護効果がさらに強固になるのです。被膜の厚さが増して、硬度も安定する仕組みです。
被膜の厚みが増す分、耐擦り性能も向上して、塗装面に傷が入りづらくなります。このことから、細かい傷や汚れから車を守れるのです。さらに、被膜に厚みが出る分、コーティング自体も丈夫になり、保護効果の持続性が高くなります。
厚みの分、紫外線や酸性雨によるボディへのダメージは受けにくいです。洗車もしやすくなり、保ちもよくなります。
ガラスコーティングを重ね塗りするときの注意点
重ね塗りはボディの強化などのメリットが多いですが、注意点もいくつかあります。
失敗してしまうと効果は期待できません。かえって仕上がりが汚くなる可能性もあります。そこで、重ね塗りする際の作業の注意点について解説していきます。
1つ目は、硬化型ではないコーティングの重ね塗りは意味が無いことです。ワックスやポリマーは熱や紫外線に弱いため、すぐに雨で流れ落ちてしまうので、硬化型のガラスコーティングにしましょう。
2つ目は、被膜が完全に乾燥してから行うことです。乾燥していない状態のまま重ね塗りしても、1回目に施工した被膜が溶けていきます。被膜が溶けてしまうと厚みが加わらず、うまく多重層化されません。
多重層化させるためには、1回目の被膜が完全に乾燥してから、2回目を行いましょう。最低でも2日間空けることがおすすめです。1回目の施工後に、期間を空けて2回目を行う際には、表面に不純物が乗っているので、洗車してから2回目の施工をしましょう。
3つ目は、もし自分で重ね塗りする場合は、2回までに抑えてください。重ね塗りのたびに被膜は厚くなりますが、クラックなど、ひび割れが発生する可能性があります。ガラスコーティングは性能に優れていますが、DIYでの作業は手間がかかり難しいです。
4つ目は、ムラにならないように施工することです。ムラができると逆効果になるので注意してください。ムラのないよう、均等に塗られていないと光沢に差が出ます。さらに、きれいに洗車されていないと汚れを閉じ込めてしまいます。公道を走行していた車の場合は、水垢や油分、鉄粉をしっかり除去してください。
水垢や油分にはカーシャンプーを鉄粉には鉄粉除去剤を使用しましょう。もし、付着したまま重ね塗りしてしまうと効果が薄れます。再塗布するには、前回の被膜を剥がさなければいけなくなるので、注意してください。
手間やリスクを考えたら、プロに任せるのが1番かもしれません。車のボディを美しく保つには、1回目の施工後に傷が多数ついている場合は、研磨して傷を取り除いてから2回目の施工をすると美しく仕上がります。
まとめ
車の美観を保つテクニックを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。重ね塗りは光沢・硬度・持続性の向上が可能です。硬度や持続性が向上すると、細かい傷や紫外線、酸性雨から塗布面を守れ、コーティング寿命も延びます。車の表面のデコボコが平面になり、乱反射が減って美しい車となります。もし、自分で重ね塗りをする際は、1回目の施工後2日空けてしっかりと乾燥してから、2回目の塗布をしましょう。乾燥していないままだと被膜が溶け、多重層化されず厚みがでません。また、クラックやひび割れにも注意してください。重ね塗りを検討している場合はプロにお任せしても良いでしょう。