ガラスコーティングはしない方がいい?ガラスコーディングの失敗例とは
愛車のガラスコーティングを検討している人のなかには、ネットなどで否定的な意見を目にして施工を悩んでいる人もいるでしょう。今回は、ガラスコーティングをしない方がよいといわれる理由や失敗例、ガラスコーティングが向いている人・向いていない人の特徴などを詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
ガラスコーティングをしない方がいいと言われる理由
ガラスコーティングの効果、しない方がよいといわれる理由を解説します。
そもそもガラスコーティングの効果とは
ガラスコーティングとは、車のボディにコーティング剤で被膜を作ってキズや汚れから守るための施工です。ガラスコーティングにはさまざまな種類があり、選択するコーティング剤によって効果や持続期間、費用なども異なります。
ガラスコーティングのメリットとして挙げられるのは、車の見た目を美しく保てることや日々のお手入れや洗車が楽になること、売却時に査定額アップを狙えることなどです。
否定的な意見は知識不足が原因であるケースも
ガラスコーティングに否定的な意見を持つ人は、ガラスコーティングに関する正しい知識・理解を得ていないケースも少なくありません。ガラスコーティングは施工によって、キズつかなくなる・汚れなくなるというわけではないため、日々のお手入れを完全に無くすことは難しいです。
「コーティング施工をしたばかりなのに汚れがついた」「結局洗車が必要であるなら意味がない」といった理由でガラスコーティングによい印象を持たない人は、そもそもの効果や目的を理解していない可能性が高いでしょう。
ガラスコーティングの失敗例
ガラスコーティング施工を失敗であると感じている人のなかには、知識不足以外の理由で後悔しているケースもあります。以下では、具体的な失敗例について詳しく解説します。
施工業者の技術不足
「ボディの水分を十分に拭き取らずにコーティングされていた」「施工後の磨きキズが目立っていた」といった場合です。ディーラーでコーティングを依頼する場合、実際に作業するのは下請けの業者であるケースが多いです。
ディーラーが中間マージンを取るため、業者が受け取る金額は顧客が支払った金額の半分程度であることも珍しくありません。本来あってはならないことですが、利益が少ないと施工作業が雑になったり、やる気が起きなかったりする場合もあるでしょう。
同じ金額を支払うのであれば、コーティング専門業者に持ち込むことで、確かな技術力で丁寧な施工を期待できます。
ウロコ汚れがつきやすくなった
特に撥水加工に優れたコーティングをした場合、水を玉状にして弾くことから、残った水分がウロコ汚れとして残りやすくなります。頻繁な洗車が難しい人や屋外駐車場に車を停めている人は、ボディ表面に馴染みやすい親水加工や疎水加工のコーティングを選択するのがおすすめです。
説明を受けた持続年数よりも早く効果がなくなった
コーティング剤はそれぞれで目安となる持続年数がありますが、メンテナンスを怠っていたり、屋外駐車で紫外線にさらされたりしていると、持続年数が短くなることもあります。目安年数とのギャップを少なくするためには、施工時に効果を長持ちさせるポイントを聞いてみるのがよいでしょう。
ガラスコーティングをした方がいい人・しない方がいい人
ガラスコーティングをした方がよい人と、しない方がよい人の特徴を解説します。
お手入れ習慣がある人にはガラスコーティング施工がおすすめ
ガラスコーティングの効果を維持するには、日々のメンテナンスが重要です。普段からこまめに洗車している人、車が好きで愛車を大切にしている人は、ガラスコーティングの施工が向いているでしょう。
コーティングによりツヤが増し、美しいボディを長くキープできます。また、水で簡単に汚れが落ちるようになるため、お手入れ頻度を減らしたり、手間を軽減したりすることも可能です。
洗車をあまりしない人はコーティングの必要性を感じにくい場合も
洗車の習慣がない人、多少の汚れは気にならないという人は、ガラスコーティングの必要性を感じにくい可能性が高いです。ガラスコーティングは洗車時に簡単に汚れを落とせるのが大きな魅力ですが、そもそも洗車をしないのであれば効果を実感しにくいうえ、コーティングの劣化も早まってしまいます。
コーティングは種類にもよるものの、質の高いものは数万円以上のコストがかかります。多少の汚れは気にしないという場合、コーティング費用をもったいなく感じてしまうでしょう。
まとめ
今回は、車のガラスコーティングをしない方がよいといわれる理由やよくある失敗例に加え、ガラスコーティングがおすすめである人とそうでない人の特徴などを詳しく解説しました。ガラスコーティングに否定的な意見を持つ人のなかには、ガラスコーティングの効果や目的をしっかりと理解できていない人も少なくありません。また、施工業者が技術不足であることや車の駐車環境に合ったコーティング剤を選択できていないこと、メンテナンスを怠ったことなどを原因として、コーティングに満足できていないといった事例もあります。コーティングの効果持続には日々のお手入れが不可欠となるため、洗車の習慣がある人、愛車を大切にしている人には、特にガラスコーティングが向いているといえるでしょう。