車のガラスコーティングって本当に必要?やった方がよい人不要な人
ガラスコーティングは費用がかかり日数もある程度必要になるので、施工したほうがいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。この記事ではガラスコーティングをやったほうがよい人の特徴や、逆に必要のない人の特徴、コーティングの種類などについて解説しています。車のガラスコーティングに興味のある人は参考にしてください。
ガラスコーティングをやった方がよい人
結論からいうと、ガラスコーティングをやったほうがいい人は、長期間にわたって車をきれいに保ちたいと思っている人です。ガラスコーティングをするメリットとして、水だけで簡単にある程度の汚れが落とせるようになること、紫外線によるボディの塗装の劣化を防ぐことなどが挙げられます。ほかにも、自然に車を使っているだけでついてしまう、飛び石や買い物袋のカドによる細かい傷がつきにくくなる効果もあるでしょう。もちろんガラスコーティングをすれば美しい見た目になるので、キレイな車だとテンションが上がる人、キレイな車に乗っているところを見てもらいたい人にもおすすめです。
中には普段からこまめに洗車していることから、ガラスコーティングはしなくてもキレイに保てると思っている人もいるかもしれません。しかし、ガラスコーティングをしていると洗車が手軽で、その後の状態もより美しく保てるでしょう。車をキレイに保ちたいと思う人は、一度コーティング専門店に相談してみることをおすすめします。
傷を防止したりボディ塗装の劣化を予防したりするためには、新車を購入してからすぐ業者に相談しましょう。しばらく乗った後の車では小さな傷がついてしまい、コーティングする前に傷をカバーする工程が必要になってしまうからです。ガラスコーティングは比較的高価なものなので、新車を買ってすぐに施したほうが、経済的にもメリットがあるでしょう。
ガラスコーティングをする必要がない人
反対にガラスコーティングが必要ないのは、車の見た目にはこだわりのない人です。ガラスコーティングのデメリットとして、費用が高いことがあります。安さと品質どちらを重視して施工するのかによって、かかってくる費用に差はありますが、高いところだと10~20万円ほど必要です。
施工している間はその車は使用できないので、1~2週間ほど車を預ける必要もあります。もちろんその期間は代車を貸し出してくれますが、長期間愛車を手放さないといけないというのは大きなデメリットですよね。そのため、メリットとこのデメリットとを比較して、それでもメリットに魅力を感じるという人は、コーティング専門店へ相談に行きましょう。
ガラスコーティングは効果の持続期間が長く、平均で3~5年ほどです。そのため、ポリマーコーティングなど比較的安いものを何度も施工するより、長い目で見れば時間も手間もかからず、経済的といえるでしょう。
コーティングの種類とその効果
コーティングには油脂系コーティングやポリマーコーティング、ガラス系コーティング、ガラスコーティング、セラミックコーティングの5種類あります。
油脂系コーティングとはワックスのことで、ワックスの中でも固形ワックスや半練ワックス、スプレーワックスなどの3タイプにわかれているのです。ただし、どのタイプのワックスも水垢から車体を守って、ツヤを出すことを目的としているため、傷から守る効果はありません。また効果の持続期間も2週間~1か月ほどと短めです。
ポリマーコーティングは、カー用品店などにも売っているほど身近なコーティング剤といえます。ポリマーとは高分子の有機化合物のことで、レジ袋もポリマーに含まれるようです。効果の持続期間は3~6か月ほどで、業者に頼らず自分で施工できる手軽さがメリットといえます。しかし、ツヤはあっても汚れがつきやすいというデメリットもあるでしょう。
ガラス系コーティングは、コーティング剤の中にガラス成分が一部含まれているタイプのコーティングです。ワックスやポリマーコーティングと比較して耐久性に優れており、車体を傷から守る効果もあります。ただしあくまでガラス成分が一部含まれているだけなので、ガラス成分の含有量によっては思ったような効果は得られないでしょう。効果の持続期間は半年~1年ほどです。
ガラスコーティングは、ガラス成分を主体とした無機溶剤のコーティングとなっています。耐久性に優れており、飛び石などによる小さな傷や紫外線によるボディ塗装の劣化を防ぐ効果があるようです。とくに効果の持続性が長く、平均で3~5年、環境やメンテナンス次第で10年近く持続するとされています。しかし、ガラスコーティングは10~20万円と費用が高いことが大きなデメリットです。
セラミックコーティングは厳密にはガラスコーティングの一種で、コーティング剤にセラミック成分が含まれるものとされています。傷や紫外線に強く優れたコーティングですが、施工には熟達した技術が必要となるため、施工を請け負っている業者がほとんどいません。そのため、コーティングの中では新車購入時にガラスコーティングをするのが、もっとも費用対効果が優れているといえるでしょう。
今回はガラスコーティングが必要かどうか、コーティングの種類について紹介しました。ガラスコーティングは1回にかかる費用が大きいことから、高価なものだと思われがちです。しかし長期的にみると、1回の費用が安いコーティングを何度も施工するほうが、経済的に負担になることもあります。車にかけられる時間や費用と相談しつつ、施工するコーティングの種類を決めましょう。